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緑の谷・赤い谷**

新潟県にかつてあった鉱山と周辺の昭和の記録…と散歩。「旧名 猿と熊のあいだに」

はじめに

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「新潟県新発田市東赤谷」これが私の生れた故郷の住所です。 そこにはかつて日鉄赤谷鉱業所の社宅が存在し2~4世帯入った棟割り長屋が50数棟ありました。また他の施設、関係各社の建物も含め、多い時には700~800人くらいの人々が住んでいたのではないでしょうか。 この社宅群は、前面に飯豊川(加治川)の流れを見て、背後には山がせまる言わば河岸段丘の上にありました。 ここで私は18歳の春までを過ごしました。...

豊山三代

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初場所は貴景勝の優勝という一番落ち着きのある形で終えたが、何かどこか寂しい。それは豊山という四股名が取組板に見えず、また館内にその四股名が響く事が無くなったせいだろう。大雪で列車の運行がままならず大勢の人が新発田駅の待合室で運転の再開を待っていた。それは昭和40年頃であったろうか・・・、待合室の上部に設置されたテレビジョンは豊山対大鵬の取り組みを映していた。人々の全ての頭は同じ方向を向き、制限時間...

菅生野の冬

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頂いた写真は、まるで定点観測のように季節の移ろいをはっきりと感じさせる。我が母校赤谷小学校の立つ菅生野の「田植えの春」「繁りの夏」「実りの秋」そしてこの度の「雪眠りの冬」・・・。季節感の乏しい、おぼろに時が過ぎて行く土地に住む私に、いま更に生きる活力を与えてくれそうだ。写真提供:バクロのあんにゃさん※画像などの無断使用はお断り致します。...

令和五年正月の東赤谷に昭和を思う

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故郷の象徴である山の焼峰を仰ぎ見ている限り、それほどの歳月の移ろいを感じ無いのですが、いざ振り向いてかつての住居跡を見れば、そこは切ないばかりに六十年を経た風景が広がっているのです。●令和5年正月と昭和39年冬。東赤谷より東方飯豊山方面を望む。●令和5年正月と昭和41年冬。東赤谷より北方棚橋山方面を望む。●令和5年正月と昭和43年冬。東赤谷より西方新発田方面を望む。古い写真を見ると昔は現在より多く雪...

ふるさとの空

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雪国特有の鬱々とした雲が広がっています。野辺の草も生気を放ち終え、あとは雪に埋もれるを待つばかりです。かつての私は、紛れもなくこの風景の中で育ち生きていた訳ですが、今その時の心境を思い浮かべようとしても湧いてくるものはありません。ですがこの風景の醸し出す「気」は、私の人生の指標の一部に間違いなく存在している訳で、自分を語る上で大切な場所となっているのです。●旧日鉄社宅跡付近から●加治川治水ダムに通じ...

ふるさとと言う魂

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秋と冬の狭間の晩秋とも初冬とも言い表しても良いようなこの時期は、雪国生まれの私達にとってどこか哀愁のようなものが漂い故郷がひとしお恋しくなる季節なのかもしれない。さらに時を絞れば昼と夜の間の太陽と月が主役を交代するほんの数刻が、体の内に潜む故郷の魂みたいなものが覚醒される時間なのかもしれない。令和4年12月3日午後4時頃、新潟県新発田市大字東赤谷1046の1にて同地に産する者が撮影。※画像の無断使...

晩秋の峠道

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県道14号新発田津川線の中々山から月岡方面の荒川剣竜峡に至る林道新発田南部線は平成21年の開通で私も一度通ったことがありますが、とても眺望の良い林道です。私の通ったのは夏頃で、秋になればさぞかし紅葉も美しいのではなかろうかと思ったものですが、先日晩秋の峠道の写真を頂いたので掲載致します。●峠道から焼峰・蒜場山・二王子岳、そして奥に飯豊連峰を望む。見える湖水は内ノ倉ダム湖。●紅葉が終われば人にも猿にも...

東赤谷2022秋_その5(滝谷応援団と紅葉)

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私のブログには嬉しい事に、故郷に縁のある方が時折訪ねて下さいます。今日の写真もご両親が滝谷出身のM.Kさんが送ってくれたものです。M.Kさんは子供の頃よく滝谷に遊びに行き、時間に余裕のできた現在もしばしば滝谷に通っておられるようです。そして寂れていく滝谷集落に元気を取り戻そうと様々に活性化に尽力なされているとの事です。滝谷応援団との思いだそうで、私も応援いたします。●治水ダム上流方面。遠方に雪の被る山は...

東赤谷2022秋_その4(加治川治水ダムと紅葉)

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当初はおらが古里にできた巨大なダムに大変な違和感を覚えたが、これも半世紀も経てば周囲の風景に溶け込んで穏やかな眼で眺めることが出来るようになった。写真提供:角瓶写真館IIさん。※画像などの無断使用は禁じます。...

東赤谷2022秋_その3(鉱山遺構と紅葉)

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東赤谷駅から鉱山のある鉄山駅まで引かれていた日鉄赤谷鉱山専用線には、まだ僅かではあるが痕跡が残っている。昨日掲載した東赤谷連続洞門もその一つだが、飯豊川やその支流にかかる橋梁もそうである。特に使われなくなって半世紀以上経つ飯豊川橋梁は、紅葉の時期になんとも言えぬ趣を醸し出している。写真提供:角瓶写真館IIさん。※画像などの無断使用は禁じます。...